月曜日

貸玉

 

私が業界に入る数年前から、遊技の台と台の間に

玉貸機が設置されだした。

それまでは、カウンターまわりで玉を

小箱ごとに、貸出していた。

 

記憶はあいまいだが、大都販売製で台と台の間に

挟まれているので、当初は「ハンバーガー」と

呼称されていた。

 

同時期にエース電研など順次発売された

玉貸機は、「サンドイッチ」。

 

同じようなものだが以降、通称名は

「サンドイッチ」となった。

 

当初は百円硬貨のみの対応で、サンドを通じて

硬貨がジャバラを通過し、レールに乗って島端の

金庫に流れつく。

このサンドの裏に、「くつ下」をつけられ、

金庫にたどり着く前に硬貨を抜かれる

不正もよくあった。

 

店内の端々に置かれていた両替機は、

大半がグローリー製だったため、

ホール係は他製品の両替機でも

「グローリー」と呼称していた。

 

そうこうしているうちに、サンドにはノズルが

付いて、玉を手で受け取ることもなく、ノズルから

自動的に遊技台の上皿に流れるようになる。

 

しばらくすると、5百円硬貨にも対応し、

そのうち千円札も受けつけ、同じように島中を

下は硬貨、上は紙幣が流れ、島端の金庫にたまる。


エース電研の千円サンドは、トラブルが少なく

評判が良かった。





写真素材 pro.foto

0 件のコメント:

コメントを投稿

人気の投稿