ホールコンピューター
よく客から
「ホルコンいじって(操作して)玉出してよ」
とか言われる。
なぜかホルコンが不正の装置のような印象がある様だ。
ホールコンピューターは遊技台の
すべてのデータを集積し、表示してくれる。
それだけだ。ホルコンから能動的に
遊技機の性能に影響することはない。
遊技台の個別のイン、アウト、差玉、スタート回数、
ベース値、他出玉、大当回数、一回の出玉(T1Y)、
総出玉(TY)やその他の平均打込や、割数などなど。
これらは遊技台の裏にある基盤の情報線から台に
個別に設置されている台コン(ピューター)を経由して、
事務所やカウンターのホルコンに集約される。
これらの情報をもとに「釘師」は調整や営業の戦略を立てる。
便利な時代だ。昭和にはなかった。
「勘」から「情報」になった。
しかし多くの客はこのホルコンは
遠隔で遊技機を操作できると信じているようだ。
私は幸い自分が今までいた会社、店舗では
不正(遠隔操作)に関わったことはない。
しかし、現実に警察に検挙されたホールも実在し、
業者からや同業者から話は聞いたことはある。
法外な費用を出せば確率の操作はできるようだ。
もちろん違法で、発覚すれば営業許可の取り消し対象だ。
人気台、看板台があった時代は遊技機の寿命も長く、
検定期間は3年だがプラス3年再認定、またそこから
みなし機という呼称で延長できる期間もあった。
そういう時代は固定の遊技機に法外な装置を付けても
費用は回収できただろうが、近年の機械の設置短命化では
遠隔を仕込むホールなど皆無だろう。

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