金曜日

遅れてきたヤツ


今日は2023年9月21日の水曜日。

朝起きて、新聞を取りに行くと・・・ 蝉が鳴いている。

匹だけなので、心持ち元気がない。

この時期の蝉の声には記憶がない。

 

ひと月予報では10月度の気温も高いようだ。

温暖、寒冷は繰り返されているようだが、二酸化炭素による

地球温暖化の影響は確かなものなのか。

10月も夏日が残るとなると、たしかに不気味だね。

 

すっかり上下のスーツを着ることもなくなって久しいが、

熱帯雨林化した最近の日本では、背広はくそ暑い。

 

Tシャツか開襟シャツに、薄手で幅広のスポーツパンツが

最近の自身の出で立ちで、それに慣れてしまった。

ネクタイも年ほど締めていない。

腰のベルトも窮屈でしていない。

革靴は運動靴になり、手にはタオルハンケチと扇子。

ジーンズなぞ、朝から30℃では、はく気にもならない。

 

緩い着衣のせいか、体も緩んできて、人生最高体重を更新中。

性格も緩んできたのか、最近は他人と罵り合いや口喧嘩もなく

(前職在籍中は頻繁に声を張り上げてストレス発散していた)

 

平々凡々と過ごせている。


遅ればせながら、好々爺の道へ。


なれるかな。





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火曜日

嗜好品


51歳の誕生日前日に心臓手術を受けるべく、その半年前から

タバコをやめ、酒も飲まなくなった。

 

術後一度だけ、それなりの量を飲む機会があり、翌日起きると

両目の白目が見事に真っ赤に染まり仰天した。結膜下出血だ。

毎日飲む薬とアルコールの相性で、出血しやすいようだ。

 

以来、半年に一回、グラス一杯のビアを試しに飲む程度。

顔が真っ赤になり、動悸が早まり、気分が悪くなる。

完全に下戸になってしまった。

 

煙草は10代後半から常にポケットの中にあり、10代は

マッチ、20代はジッポー、30代以降は百円ライターを

一緒に忍ばせ、苦楽を共にした嗜好品だった。

お酒同様、やめてから10年以上経つ。

 

一生続く嗜好品はコーヒーだけとなった。

20歳で、喫茶店のバーテンに従事以降、コーヒーは習慣と

なった。

最近はベトナム人の娘婿が帰越するたびに、コーヒーを土産に

くれるので、ベトナム製のコーヒードリッパーに練乳を入れ、

楽しんでいる。

 

嗜むものが段々となくなっては、多少味気ない普段の生活になる

と寂しいが、モノには拘らずに読書や映画鑑賞、体を動かすなど

新たな思考や行動を嗜む余裕が要るのだろうね。




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木曜日

パチプロ転向


今後の人生の指南書もなく、65才の年金支給年まで、

いかにパート仕事で乗り切っていこうか。と、何度か

このブログで吐露した。

 

当面の課題として昼間のパート仕事を雇止めされると、

10万円ほど、生活費が不足する。

また新たな職を初老の男が探さなければならない。

厳しい。

 

思えば私はパチンコのプロとして、打たせる方として

だが、30数年間、ああだこうだと、やって来た男だ。

 

打たせる方から「打つ方」に転身して、月10万円ほど

稼ごうじゃないか。余生をパチプロで。

 

朝のパートを終わらせて、お昼から夕方まで、20日

ほど賭場(ホール)へ日参し、5000円平均の勝ち金が

あれば十分だ。不可能な数字ではない。過去に遊びだが、

50万/月ほど頂いたこともある。

 

遊びでは・・・である。

パチプロとして・・・少額(10万)ではあるが、安定して

稼げるだろうか。

 

業界から離れて4年近くになる。

機械の性能も大きく変わっただろう。

来年度の雇止めまで、研究しよう。

 

・・・甘いかな?




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手をあげる


朝のお迎え利用者宅の前に車を付ける。

今朝は両親ともに玄関口に出ている。

ここが最後のお迎えで、あとは施設へ向かうだけだ。

自宅の中から彼女の叫び声が聞こえる。

いつもの事だ。玄関口から、車のドアへ勢いよく

乗り込み、習慣づけているシートベルをはめる。

 

「お母さん、嫌いや」「わー!!」

「プー!!」

父親の前で母親に唾を吐きかけた。

私も先日、運転中に彼女から同様の行動をされた。

 

重度の障碍者ほど行動障害が強く、自傷・他害に及ぶ。

彼女は他害行動が強く、施設の支援員は蹴られる、殴ら

れる、咬まれるなど何度も被害を受けている。

 

父親は、彼女の左ももを拳で打ち付け、髪の毛を引っ

張りながら、「何度も同じことをするな!」と激高した。

 

私は思わず、父親の肩を軽くたたき、注意を促したが、

髪の毛から手を放さず、興奮している。

他の利用者は様子を伺っている。重度の障碍者でも事態は

分かっているのだ。

 

私は父娘の間に入って、急いで車のドアを閉めた。

「出発します!」

 

父親の怒りもわかる。何度も同じことを繰り返す。

言う事を聞かない。自宅内外で喚き叫び暴れる。

目の前で家族に唾を吐く。障害児の親としての苦悩は、

他人には計り知れない。

私が同じ立場だったら、感情を抑制できるだろうか。

 

以前から施設内では親の虐待の疑念があると思われていた。

彼女の身体に数か所の痣があったからだ。

 

言ってもわかってくれない娘に、父親は日常的に手をあげて

いるのだろう。

 

預かる側の施設として、この利用者と家族と、どのような

形で関わっていくのだろう。

 

「福祉」って、いろいろとあるね。

一面的に簡単に解決できるものではない、というのは実感。




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