火曜日

嗜好品


51歳の誕生日前日に心臓手術を受けるべく、その半年前から

タバコをやめ、酒も飲まなくなった。

 

術後一度だけ、それなりの量を飲む機会があり、翌日起きると

両目の白目が見事に真っ赤に染まり仰天した。結膜下出血だ。

毎日飲む薬とアルコールの相性で、出血しやすいようだ。

 

以来、半年に一回、グラス一杯のビアを試しに飲む程度。

顔が真っ赤になり、動悸が早まり、気分が悪くなる。

完全に下戸になってしまった。

 

煙草は10代後半から常にポケットの中にあり、10代は

マッチ、20代はジッポー、30代以降は百円ライターを

一緒に忍ばせ、苦楽を共にした嗜好品だった。

お酒同様、やめてから10年以上経つ。

 

一生続く嗜好品はコーヒーだけとなった。

20歳で、喫茶店のバーテンに従事以降、コーヒーは習慣と

なった。

最近はベトナム人の娘婿が帰越するたびに、コーヒーを土産に

くれるので、ベトナム製のコーヒードリッパーに練乳を入れ、

楽しんでいる。

 

嗜むものが段々となくなっては、多少味気ない普段の生活になる

と寂しいが、モノには拘らずに読書や映画鑑賞、体を動かすなど

新たな思考や行動を嗜む余裕が要るのだろうね。




写真素材 food.foto

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