金曜日

ハンマー2

 

ハンマーの材質は ステンレス、真鍮、合金、鉄など

色々ありますが、昔は新台調整を中心に行うときは、

鉄ハンマーで行いました。鉄は材質が堅いので、

たくさんの釘を叩く場合に、楽だからです。


現在は、通常の営業で使用するハンマーは、

ステンレス製が中心で、大きさも、小ぶりの

ものを使う方が多いと思います。

 私のハンマーはすべて手製で、15年くらい

使っています。


柄の部分は白木で、手の形や上部の金属部分の

重さのバランスが合うよう、何度も手直しをして、

グリップに当時、父親が持っていたパーシモンの

ドライバーのグリップに、皮が巻かれていたので、

外して巻きなおしました。

 

パチンコバブル時代は、新台の入替も多く、

担当の系列店8店舗の営業部担当の時代には

毎週のように新台調整があり、

短時間で、きれいに、早く、正確に

調整するために、叩き方の技術や、道具に凝り、

色々と工夫したものです。

 

 当時の社長の確固たる方針で、釘の調整は

上から下まですべて自社でおこなう。


一般にはメーカーが、納品時に新台開店用の

調整をおこなうケースが、ほとんどでしたが。


 釘は上部から見て、まっすぐ直角で、角度は地面に

対して平行に、すべての釘を統一する。

というのが、そこの会社の絶対的な方針でしたので、

担当者は釘調整に対して、真剣に向かい合いました。

 

今の遊技機より釘の配列も複雑な機種も多く、

本数も多いので、上から下まですべての釘の角度、

高さを統一して調整するのは、大変な作業でした。

 

その時の釘に対しての姿勢や考え方は、

その後の私の営業管理にも大きな影響を与え、

会社が変わっても、私のポリシーとして

今は上からの角度は垂直、まっすぐに、

高さはセル盤に対して3度上げ、

全台きれいに、まっすぐ、丁寧に調整する。

と決めています。







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