木曜日

原点 3 (昭和編)

 

ここから飛び出し、

一から一般のホール係として住込みで働き、

仕事の厳しさや責任感を

身に染みて感じさせられました。

 

知り合ってすぐに妻と一緒になり、

すぐに子供が出来たため、パチンコ店での

住込み勤務もできなくなり、市内でマンションを借り、

子の出産費用を稼ぐために日雇いの人夫をした。


夜はホテルでウエイターとして働き、

一日中立ちっぱなしのため、

足がむくんで寝れず、夜間は壁に足を

上げて寝ていた。


仕事は、何でもあったし、時代が良かった。

こんな計画性のない人間でも働いた分は

働いただけ収入もあり、なんとかやっていけた。

 

求人誌を見て、

ある市の中堅どころのパチンコチェーン店で

総務係の募集があった。

以前、自分が担当していた田舎の店舗の

売却が決まり、その時に購入されたのが、

この会社だった。

印象もよく、ホール勤務ではなく

本社の総務係として、今度は縁の下で働くのも

悪くないなと、面接にのぞんだ。

 

応募時に、氏名と簡単な経歴を伝えていたのだが、

面接時に当時の副社長、常務が応対され、

わたしのことが記憶にあったようだ。


「店長の空きがある」

「経験もあるし、本社営業部としてしばらく店舗で

勤務するのはどうだろう?」


当時の社長の長男の副社長から

声をかけていただき、

年間にわたるジプシー就活を終えた。

(この時期あちらこちら転職を繰り返した)


ある地区への配属が決まった。





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