ばちんこの釘調整にはハンマー、曲げ棒(調整棒)、
ゲージ棒(各種)、板ゲージの道具を使います。
昔は関西の釘師はハンマーを、関東ではペンチ
(曲げ棒)をと、いわれましたが、最近では効率性で
ハンマーを使用して釘を叩きます。
遊技玉の直径は11.00ミリで 、基本形は左手に
11.04ミリと11.08ミリの玉がついたゲージ棒で
計りながら右手でハンマーを操り、調整していきます。
ゲージ棒は数多く持っている人では、11.00ミリから
0.1ミリ刻みで何十本もあり、私は使い勝手の良い
組み合わせの6本で済ませています。
調整の感覚は小刻みにあるゲージ通り、まさに
ミリ単位で釘をハンマーで動かし、意図通りに合うまで
微調整を繰り返します。
熟練者になるとハンマーの叩き加減で、右に0.1ミリ、
左に0.3ミリ動かすのも、一回二回のハンマーの操作で
決まります。
私の経験では 思い通りにハンマーを操れるように
なるには3年から5年、計数上の理論を踏まえて、
まぁ、一人前になるのは8年くらい、かかるかな?
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