木曜日

タバコ

 

はじめてタバコを喫ったのは高校年、17才になってからだ。

1日30~40本は50才まで平均的に喫煙していた。

 

パチンコ店とタバコは身近だ。

 

昭和の時代は、客が忘れて、取りに来ないタバコを

まとめて缶に詰め、サービスで置いていた。

店内のあちらこちらに百円ライターをつるしていた。

景品交換でも換金の次に多いのがタバコの交換だし、

遊技台にはそれぞれ灰皿が常備されている。

昔からパチンカーの喫煙率は高かった。

ホール係は、仕事中でも喫煙はOKだった。

缶コーヒーとタバコを飲みながら島端で待機していた。

 

映画館では上映中でも煙をくゆらせていたし、

列車の中、飛行機内でも喫っていた。

今では信じられない。

 

受動喫煙という言葉もなかったが、

昔はタバコを喫わない人は本当に

迷惑だったろうね。

 

タバコをやめて10年だが、「ニコチン」は

すっかり抜けた。歯の「やに」もきれいになくなった。

食後にも喫いたいとは思わないが、

記憶の中にはまだ残っている。


泣いて、笑って、楽しかった

あの日、あの時、あの瞬間の一服。

あぁ、つい美化してしまう。

死期が近づいたらまた、喫うかもしれない。









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