思いのほか出てしまい、
社長に怒られたことはいっぱいある。
逆に「出せ」と言われて、
出なくて怒られたこともある。
パチンコは不確実な要素があり、面白かった。
それは、性能以上に、予想以上に、出玉があふれて、
店が赤字になるケースが多かったことだ。
釘師は何とか甘い機械を抑制しようと切磋琢磨した。
店が儲けすぎて、常連客が痛むと、
店側は客が飛ぶのを心配した。
イベント時には思い通りの出玉で、
客が勝って喜ぶのを見ると、嬉しかった。
勝った、負けたが、身近で、パチンコやパチスロの調整が
すぐに結果として現れて、面白く、楽しかった。
パチンコ店は大型化し、機械代金も上がり、
入替のサイクルも早まり、一部の客しか勝てないような
偏向した内容の機種ばかりになり、偏った射幸性のため、
とても大衆娯楽とは思えない高額投資の遊びになってしまった。
この業界はこれから、どうなるのだろう。
淘汰されて資本力のある大型店舗が残り、
勝ち残った店舗は、それなりに繫栄していくだろうと思う。
潜在的なファンはまだまだ多い。
でも、私はもう遊技場へ行くことはないと思う。
いま、辞めて思ったのは、毎日あんなにパチンコ・スロットを
打っていたのは、「仕事」だったからだ。
自身、「依存症」か、と思っていたが、「仕事」を辞めてから
興味がなくなった。
もう60を過ぎて、復帰もないだろう。
「さようなら」 ぱちんこ。
写真素材 pro.foto
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