フロックは出来得る限り閉めて、
その分1個でも多くスタートを回そう、
というのがフィーバー機調整の基本だった。
フィーバーは「まわってなんぼ」だ。
しかし、今ではスタートもフロックも閉めて、
ただ回収するための調整になってしまった。
保通協の通過基準は、すべての釘はノーマルで
適度なベース(玉の戻り)があることが基本だ。
釘を曲げて、玉が入りにくくすることは違法になる。
だが、フィーバーは回さなければ面白くないので、
限られた条件の中で工夫して来たはずなのだが、
変動中の出玉も削り、総出玉も削る。
今の調整担当者は、お客さんの反応よりも、
出来る限りの回収をするのが、目的になって
しまったようだ。
担当の店舗の適正割数は、どの位なのか。
その店舗の1か月の適正粗利はどれくらいなのか。
会社が決める。営業担当の責任者が決める。
誰かが適正利益を決めているはずだが、
最近は、客の反応を見ながら、営業の方向性を
決めていないように感じる。
そんな流暢なことも
言っていられない状況かもしれない。
機械代金も高騰している。
圧力、申し合わせにより、多くの遊技機の撤去が
必要だ。シマを止めるか、減台するか、
新しい機械を入替ても、性能低下で戦力にならない。
低稼働の店舗では、さらに確率の変動も大きく、
機械の出玉性能も低く、釘調整が反映されない遊技機も多い。
令和以降は長年、業界に携わってきた立場としても、
今ほど釘や設定調整に手ごたえがない時代はなかった。
営業が面白くないのだ。
写真素材 pro.foto
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