火曜日

自販機

 

初めてホールでの収支内容を見たときに、

設置している自動販売機の売上は

少々ショックだった。


喫茶店で1杯300円のコーヒーを

売るのは簡単なことではない。

300円にはいろいろな経費が含まれ、

汗を流さなければ売れない。

 

ところがホールの自販機は電気代こそ負担だが

「置いている」だけだ。

機械の設置から、材料の補充、売り上げの回収、

メンテナンス、空き缶の回収まですべて

販売機業者が担当し、後日売上明細が来るだけだ。

 

マージンは紙コップ25%、缶飲料は15%など、

ホール側はまさに不労所得だ。


年に一回、設置販売契約(設置協賛金)もある。

これが大きい。

店舗によっては内外に設置できる台数によって

契約金も変わり独占販売ならさらに高額な

契約金も入る。大型店舗なら最盛期に千万ほどの

契約金も普通にあった。

 

置いているだけで・・・

喫茶店のバーテンダーの時は毎日汗を流して

300円のコーヒーをおとしていた。

 

持てる者と持たざる者の差。

 

でも俺のおとしたコーヒーは美味かった。

と思う。







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