田舎のパチンコ店をやめ、
一時、ホールから離れたことがあった。
パチンコ備品の販売、営業なので、
ほぼ同業種の仕事だ。昼は防犯器具の営業、
夜間は注文のあった器具の取り付けをする。
大阪府下の店舗を地図に落とし、
飛び込みで営業をかけていく。
営業で回るとその会社、店舗の方針や体質が
良くわかる。初めから全く相手にされないのは
仕方のないことだが、名刺、パンフを手渡すと、
目の前でゴミ箱に投げ込む店長や、
忙しいと逆ギレしてくる役職者もあり、
けんもほろろ、取り付く島もない。
第三者の目でホールを巡回していると、
遊技ガラスの閉め忘れや、
清掃面、管理面での粗が結構見えてくる。
中には応対が丁寧で、愛想よく本社へ
取り次いでくれるホールは、やはり店の
雰囲気も良く、きれいに清掃されている。
後年、このホールは業績を伸ばし、
店舗数も増えていった。
ホールでの業者に対する姿勢を
自省し、振り返ってみる。
やはり、わが業界は総じて
「ガラが悪かった」ね。
名刺をゴミ箱に投げられた店は、
当時は20数軒あったが、
令和の今は、ほぼ廃業し、数軒しか残っていない。
写真素材 pro.foto
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