木曜日

釘折れ

 

稼働の良い店は、釘も遊技玉が多くぶつかるので

劣化し、折れてしまう。風車も変形し、いびつになる。

高稼働、人気台の証だ。

 

現在は、法律順守で、釘が折れた遊技台は止める。

釘を打ち替えるため、メーカーから変更後の新しい釘と

変更承認書が送られて、所轄の検査を受け、承認を

もらえるまでは動かせない。

 

「遊技機の性能」に影響を及ばさないような

軽微な変更は、届け出だけで承認のいらない

「変更届」で済む。

ランプ交換や上皿下皿、ハンドルが壊れた場合など。

変更しましたよ、だけだ。

 

だが、「釘」「風車」「役物」などは

「変更承認」が要る。検査が要る。


2000年くらいまでは、警察も目が届かない

ところも多く、結構、未届けで勝手に交換していた。

交換用の新しい真鍮釘はピカピカなので、普段から

手垢をつけ、水につけて錆をつけ、装った。

 

釘折れは、前面から、くぎ抜きポンチで後ろへ

たたき出し、遊技盤の裏から折れた釘を引き抜き、

穴埋めに、マッチの軸やハンダ、輪ゴムなどを詰め、

新しい釘を打ち直す。

器用不器用で仕上がり具合が違い、

下手なものは、「ヘソ」の左右の釘の長さが

違ったりして、恥ずかしい。

 

遊技盤の裏を見れば、釘を交換したことは、一目瞭然だ。

警察がその気になれば、未届けの釘修復は、すぐ判明する。

 

まあ、普段の釘調整も、厳密には勝手に変更しているので

法律違反だが、突き詰めれば、

パチンコ店は営業できなくなってしまう。

「グレイゾーン」ってことだね。




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