客滞率(継続率)の捉え方
ここまで営業成績を把握するための、4つのデータとして
1分間のスタート回数、ベース、特賞出玉、確率を説明して
きたが、もうひとつ、シュミレーションを組む上で
重要なファクターがある。
一般に客滞率(継続率)といわれる数値である。
昔から釘調整を担当する者から、疑念に思われていた部分で
平日と週末との割数の幅が、なぜ大きいのか。
1週間を同じ釘幅で調整しているのに、週末になると割数が
上がってしまう。週末は稼動が上がり、集客数が増える。
当然、売上も増大する中で、割数が上昇してしまう原因は
なんなのか。
ここで割数計算をするうえで、
客滞率という係数が登場してきた。
客滞率とは遊技客がどれだけ長い時間
粘っているかを数値化したもので、昔、1回づつ
交換していた時代は当然、顧客が粘ることもなく客滞率は
1(100%)として捉え、
ラッキーナンバー制の時代は、1個のラッキーナンバーで
客滞率は10%ほど上がり、ラッキーナンバーが
多くなればなるほど、客滞率が上がり、遊技客のもち玉率も
継続していく。これら数値は売上の減少につながり、
割数の上昇へとつながっていく。
現在でのノーパンク(無定量営業)主流のなか、1回交換、
ラッキーナンバーの時代とは、あきらかに客滞率は大きく
変化しているが、一概にすべての機種が客滞が高いとは
限らない。店舗の立地や顧客の層、特性、店の信用、
遊技機械の人気度によって変化はしていく。
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