土曜日

計数(5)

 

客滞率(継続率)の捉え方


ここまで営業成績を把握するための、つのデータとして

分間のスタート回数、ベース、特賞出玉、確率を説明して

きたが、もうひとつ、シュミレーションを組む上で

重要なファクターがある。

 

一般に客滞率(継続率)といわれる数値である。

昔から釘調整を担当する者から、疑念に思われていた部分で

平日と週末との割数の幅が、なぜ大きいのか。

 

週間を同じ釘幅で調整しているのに、週末になると割数が

上がってしまう。週末は稼動が上がり、集客数が増える。

当然、売上も増大する中で、割数が上昇してしまう原因は

なんなのか。

 

ここで割数計算をするうえで、

客滞率という係数が登場してきた。

 

客滞率とは遊技客がどれだけ長い時間

粘っているかを数値化したもので、昔、回づつ

交換していた時代は当然、顧客が粘ることもなく客滞率は

100%)として捉え、

ラッキーナンバー制の時代は、個のラッキーナンバーで

客滞率は10%ほど上がり、ラッキーナンバーが

多くなればなるほど、客滞率が上がり、遊技客のもち玉率も

継続していく。これら数値は売上の減少につながり、

割数の上昇へとつながっていく。

 

現在でのノーパンク(無定量営業)主流のなか、回交換、

ラッキーナンバーの時代とは、あきらかに客滞率は大きく

変化しているが、一概にすべての機種が客滞が高いとは

限らない。店舗の立地や顧客の層、特性、店の信用、

遊技機械の人気度によって変化はしていく。




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