45年以上前に住んでいた町へ45年ぶりに行ってみた。
当時、借家に住んでいた場所は、3階建ての小さな
マンションになっていた。
同じ年の子がいたので、よく遊びに行った近所の「焼き肉屋」は
場所も、屋号も、そのままだった。部屋には金日成の肖像画が
飾られていた。まだ、あのアジュマはご健在だろうか。
子どもの頃の記憶は大きな町だったが、今は小一時間もあれば
一回りできる小さな町だ。毎日通った小中学校もある。
そこも、小さな校庭だった。
毎日、練習した野球部のグランドも小さかった。
当時、出来たばかりの憧れの「団地」は、大半が
URとして改築され、かなり印象が違う。
蝉取りに行った近所の大木のある神社も、
木はそれほど大きくなく、境内も狭かった。
商店街はシャッター通りになっていた。
小2まで女湯に入っていた銭湯もあり、懐かしい。
野球部に入って一人で丸刈りに行った散髪屋もあった。
町はそれほど大きな変化はなかった。
でも、歩けども人がすくない。子供のころは町には
どの時間でも人の通りは多かった。
45年で昭和、平成、令和と変わった。
新しい未知の土地へ行くのも良いものだが、
過去の土地へ戻るのも、未来からタイムマシーンに
乗って来るようなものだ。
写真素材 pro.foto
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