金曜日

集中力と老化

 

閉店後、旧遊技台の撤去をし、新しい遊技台を設置し

終わるのは台数にもよるが、午前1時くらいになる。

ここから釘調整が始まる。

近年は年中無休なので仕方ない。

 

翌朝には警察検査があり、承認が出てから

夕刻には新台のオープンだ。


台数が少なければ1時間ほどで終わるが、

列設置になると台数も多く時間がかかる。

 

人員がいれば、分担して「天まわり」「寄せ釘周辺」

「命釘まわり」をさせ、新人には数か所の「フロック」を

叩かせて練習させることもある。

 

私は新台の調整に関しては

早く、きれいに、正確に

たたける絶対的な自信があった。

それだけ多くの数量をこなしてきたし、

いろいろと工夫もしてきた。

 

やりだすと2時間、3時間と集中力を

切らせずに一心不乱に取り組む。

 

「カンカン」とリズムよく叩く釘の音と感触は

メーカーによっては堅い柔らかいもあり、楽しい。

 

30年間もこうして夜ごと興奮しながら、釘を

たたいてきた。完全に「夜型人間」だった。

 

この習慣はいくつになっても変わらないと思っていたが

今は夜10時には睡魔に襲われ、朝4時に目覚める。

 

「年寄りの早寝早起きは本当だった」

もう今は、集中力はない。





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