木曜日

コンクリート

 

昭和の時代は、景品交換所もパチンコ店が経営していて、

景品を直接、ホールへ運搬していた店舗もあった。

人手不足の折には、ホール社員が代わりに小屋に入り、

景品交換もしていたのだから、まさに「自家買い」だ。

 

風適法では、現金又は有価証券を賞品として

提供することは禁止だ。

それなのに、大阪から派生した「三店方式」を

原則として、いまだにグレイゾーンの位置づけで

景品の現金化を容認している。

 

「ホール」は景品(特殊景品)を客に払い出す。

客は特殊景品を「古物商(景品買取業者)」で現金に交換。

特殊景品は「賞品流通業者」を通じてホールに卸される。

 

どんな形であれ「換金」が禁止になれば、

パチンコ店は全滅だ。

グレイな法基準の上で何十兆円規模の産業が

成り立っているのだから、不思議な国だ。


「砂上の楼閣」ともいえるが、砂にセメントを

混じれば、コンクリートになって固くなる。


業界のいままでの努力や実績が混ざって、

未来には、どのように固まってくるのだろうか。




写真素材 pro.foto

0 件のコメント:

コメントを投稿

人気の投稿