最初に教えることは、
背筋をまっすぐに、セル盤面に対して正面に
向き合いハンマーを操作する。
昇降式の椅子なら釘が見やすくて叩きやすい。
右利きなら右にハンマーを持ち、左手にはゲージ棒を。
基本ゲージは11.08と11.04の玉が付いたゲージ棒で
フロックの開け閉めの感覚を養う。
フロックとは、セル盤面の上下左右にある入賞口で、
スタート以外のすべての入賞口のことで、
スタート外ベースだ。
調整のスピードアップには、遊技玉(11.00)よりも
大きめのゲージで素早く感覚をつかみ、遊技玉が
引っかからない大きさ(11.02程度)に合わせる。
セル盤に打たれた釘は、時間とともに閉まってくる。
表止まり(ひっかかる)はご法度だ。
新台調整時は11.04のゲージで少し大きめに
合わせる場合も多い。
新台調整から1週間以内に再度、
フロックの閉まり具合の確認が必要だ。
1個のフロック調整に熟練者なら数秒だが、
初心者なら5分、10分かかる。
0コンマミリの感覚なので、習いたては簡単には出来ない。
私の方針で釘の角度はセル盤に対して3度なので、
すべての釘は、フロックも命も天もサイドも、寄せ、すべり釘も、
すべて同じ角度、高さに合わせ、上から見てもまっすぐ(直角)に
合わすのが基本なので、かなりの熟練が必要だ。
写真素材 pro.foto
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