金曜日

くぎ調整①

 

最初に教えることは、

背筋をまっすぐに、セル盤面に対して正面に

向き合いハンマーを操作する。


昇降式の椅子なら釘が見やすくて叩きやすい。

右利きなら右にハンマーを持ち、左手にはゲージ棒を。

基本ゲージは11.08と11.04の玉が付いたゲージ棒で

フロックの開け閉めの感覚を養う。

 

フロックとは、セル盤面の上下左右にある入賞口で、

スタート以外のすべての入賞口のことで、

スタート外ベースだ。

 

調整のスピードアップには、遊技玉(11.00)よりも

大きめのゲージで素早く感覚をつかみ、遊技玉が

引っかからない大きさ(11.02程度)に合わせる。

 

セル盤に打たれた釘は、時間とともに閉まってくる。

表止まり(ひっかかる)はご法度だ。

 

新台調整時は11.04のゲージで少し大きめに

合わせる場合も多い。

新台調整から1週間以内に再度、

フロックの閉まり具合の確認が必要だ。

 

1個のフロック調整に熟練者なら数秒だが、

初心者なら5分、10分かかる。

0コンマミリの感覚なので、習いたては簡単には出来ない。

 

私の方針で釘の角度はセル盤に対して3度なので、

すべての釘は、フロックも命も天もサイドも、寄せ、すべり釘も、

すべて同じ角度、高さに合わせ、上から見てもまっすぐ(直角)に

合わすのが基本なので、かなりの熟練が必要だ。





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