火曜日

人工弁

 

私の心臓の大動脈弁は羽が2枚付いている

カーボン製の「人工弁(機械弁)」だ。

豚の心膜などを使った「生体弁」もあり、

手術前に選択できる。

だが、担当医から生体弁は劣化する。

10年~15年前後に再手術が必要だ。

「機械弁」なら血液をサラサラにする

薬の服用が前提だが、30年前後は保つ。

「機械弁を薦める」

 

51歳の誕生日前日に手術だ。

「生体弁」なら65前後で再手術。

「機械弁」なら80前後。

うまくいけば死ぬまで交換の必要はない。

 

後で調べると、

欧米なら「生体弁」を望む率が高いらしい。

Quality of life 。生活の質。

生活の中で、制約、制限されるのは望まないらしい。

 

置換後10年が経つが、毎日、ワーファリンを

忘れずに飲まなければいけない。

3か月に1度、血液検査で薬の効き具合を調べ、

服用錠数の確認が必要だ。

血がサラサラになるので、出血の危険性のある

ことは控えなければいけない。外傷も内出血も同様だ。

オートバイの運転は禁止された。(もともと乗らないが)

納豆は食べないように(薬の効果を薄める)。

青汁もダメ。

「生体弁」なら上記の制約はなかった。

 

「生活の質」はこの10年で考えさせられた。

 

もし、いまの「機械弁」が壊れることがあったなら、

次は迷うことなく「生体弁」にする。

 

大好きな納豆を毎日、食べたい。








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