木曜日

同窓会


今秋、5年ぶりに小学校の同窓会があるという。

5年前にも45年ぶりの再会があり、それ以来だ。

 

その時も、名簿や写真を見ながら記憶を探っても、

さっぱり憶えのない人物もおり、その人物から

妙に懐かしく思われても、こちらは全く記憶がなく、

申し訳ないというよりも、不思議な感覚だった。

彼のことがすっぽり抜け落ちているのだ。

 

その場にいて、話をして、顔を見、出来事を

振り返っても最後まで、彼の記憶は蘇らなかった。

 

残っている写真は集合写真だけだ。

入学時、学年ごと、卒業時、修学旅行や

社会見学など、みなで納まっている姿だけだ。

 

昭和40年代は使い捨てカメラもなかったが、

白黒から後半はカラーになっていた。

 

実家は幾度も夜逃げのような引越しを繰り返し、

幼少年期に過ごした家はないが、何冊かの

アルバムは残り、私の幼少期の写真や、

卒業アルバムは残っていた。

 

写真1枚1枚の当時の記憶はすべて残っている。

と勘違いしているだけかもしれないが、

友人たちが忘れた過去の出来事は、私はすべて

憶えていた。


成長期にあまり勉学に頭を使わなかったので、

幼少期の記憶が良いと、謙遜した。


5年ぶりに会って、新たな記憶が蘇るだろうか。

 

でも、この5年間の最近の記憶のほうが薄いね。

歳をとると時間経過が本当にあっという間だ。



写真素材 pro.foto

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