金曜日

虎になる


どの世界でもアルコール依存症は

一定数いるのだろうけど、自分の意志で制御できない

状態ではそうなるのだろう。

P店の入寮者は大阪地区で勤務しているときは、

比較的若い社員が多かったが、飲酒のクセが悪い

社員がいた。自身でもある程度自覚していたようだが、

酒量を制限できないようだ。

 

一定量を過ぎると「目が据わる」。

普段のストレスが爆発するようだ。

上司に敵意をむき出し、暴れだす。

「虎になった」らもう駄目で、

尋常でない暴れ方のため、周りはもう

紳士的に制御できず、お互いに傷跡が残ってしまう。

 

翌朝、神妙な面持ちで反省するのも毎回だが、

今回は慰安会のため本社の役員(社長の三男)もいて、

彼にも飛びかかったので、退寮処分となった。

 

田舎の店舗にいた時は、台所の包丁は夜間

必ず鍵付きのケースに入れ、調味料用の

日本酒は置かないようにしていた。

 

虎になって気が大きくなる。飲酒が止まらない。

ほとんどのドランカーは自制できるが、

それでもアルコールは神経を弛緩させ

普段とは違う行動にさせる。

 

酒を飲まない人には全然理解できないことだ。

近くに「虎になる」人が身内に居れば、

煙草の受動喫煙同様、酒の受動迷惑だ。

 

自分が「虎になる」のを自覚していれば、

酒は飲んではダメだ。

酒に飲まれる人は酒を飲んではいけない。

ノンアルコールビールで我慢しよう。




写真素材 food.foto

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