火曜日

体罰

 

昭和の時代は学校教育の中で普通に体罰があった。

 

小学校に入学して1年生の女性の担任は

「鬼のS先生」と呼ばれ、聞き分けのない児童の

髪の毛を掴んで黒板に打ちつけたり、

平手で背中やお尻をぶったりしていた。

 

同窓会の時に話題になったが、やはり女子児童には

かなり衝撃だったようで、トラウマになったようだ。

 

中学生の時でも固い下敷きの端で頭を突いたりする

教師もいて、体育教師は平手ビンタで結構な頻度で

殴っていた。

 

私は高校時代に職員室でビンタをかなり強く

たたかれ、後ろにふき飛ばされたこともある。

まわりの教師は止めもせず黙認していた。

 

先輩の中には、教師に殴られ、殴り返したことも

あったようだ。あとで聞き、私もそうすれば

良かったと、後悔した。

 

殴られるにはそれなりの理由はあるが、

立場の上位者が抵抗できない下位の者に暴力を

使う風潮はいま話題になっている

「スラップ訴訟」にもつながる。

 

暴力に教育的効果はないのは自明だ。

殴ったほうは忘れるが、

殴られたほうは一生忘れない。

殴られたことに感謝なぞしたことはない。

今でも戻れるなら殴り返したい。

俺はしつこいのだ。




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