木曜日

セット販売

 

ホールの島設備は、ホールコンピューター(ホルコン)と

ライン(玉循環)、島間玉貸し機(サンド)、両替機、

玉(コイン)計数機、POS、備品卸業者などの組み合わせで決まる。

 

ダイコク電機のホルコンには、竹屋のラインが多かった。

ダイコクのホルコンはシェアも広く、データ収集を率先して

開発していたので、遊技機のデータ情報量が大きくリードしていた。

 

竹屋は布洗浄の玉循環で比較的扱いやすく、

エース、大都はポリ洗浄の循環式だったが、

ホルコン、ラインともに自社開発だったので、

遊技機の開発も含めて島設備は両社が牽引していた。

 

特にパチスロ「吉宗」以降、大都販売は、

遊技機納品と合わせて、価格が廉価でもあり、

島設備一式、ホルコンと合わせて一気にシェアが広まった。

 

同様に2010年以降は、北電子も自社製

ホールコンピューターを、「ジャグラー」納品を

条件に抱き合わせて、シェアを広げた。

 

業界の悪習として、ヒット作が出れば、

それを釣り餌に他商品をセットに抱き合わせ販売に

かけてくる。毎回、公正取引委員会に問題提起となるが、

勧告指導などは聞かず、

「毎度お馴染みのセット販売でございます」だ。

 

メーカー、ホール、その関連団体、業界全体が、

未来を見据えたヴィジョンもない「今だけ」の姿勢は

変わらないだろうね。

所詮、許認可で許しを頂いてやる商売だ。

目立たぬように、ひっそりと稼ぐのが業界の身の丈に

合っていると、いうところだろうか。

 

大手はCMなど派手な宣伝をして、目立っているけどね。




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