金曜日

成人式


テレビのニュースで成人式の様子を映していた。

会場周辺で酒を持込み、待機する警察官と揉めている。

若者の傍若無人な行いを、相変わらず顔にモザイクを

かけて映していた。

信じられない。

若者が手を上げて殴り合っている映像が。

制止する警察官の胸ぐらを掴んでいる。

「暴行」であり、「公務執行妨害」だ。

 

法治国家であれば、子供であれ、大人であれ、

他人に手を出せば、暴行罪だ。

衆人環視の下で、目の前で、暴力をふるっている

のに警察官は取り押さえず、手錠もかけない。

「まあまあ」

「やめろ」

犯罪を犯しても咎められなければ、反省はない。

 

商売がら、何度も不良客とも揉めたが、お互いに

少しでも手を出して相手の体にあたれば、手を出した

方が負けだ。胸ぐらなんぞでも掴んでくれば、許さない。

警察を呼び、カメラ画像を提出し、暴行罪で訴える。

 

法律の適用が変わったのだろうか。

成人になったばかりの成年には、少々の暴力は

容認するのだろうか。

 

世の中の常識。大人の喧嘩。を、

こういう時は国家権力を使ってでも、子供には

教えなければならない。

 

大人を、世の中を、舐めさせたら駄目だ。




写真素材 pro.foto

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