木曜日

たのもし


当時在籍していた会社の社長が参加している

「頼母子講」に代理として、何度か行かされた。

 

社長自身は、知り合いを通じての会だったが、

渋々参加しているようで毎回行くのを嫌がり、

私が何回か代わりに行った。

 

月10万円を毎回10人が持ち寄り、集まった

100万円を順次利用していくシステムで、

持ち越しもあり、緊急時にまとまったお金が必要な

時は助かる互助会(共済金)みたいなものだ。

 

毎月10万円は額が多く、参加者の大半は自営業者が

ほとんどで、「反社」関連の方も数名参加しており、

それが、社長が行くのをためらう理由だった。

なら辞めればいいのに、従来の弱気と、

昔からの縁で断れない。

 

その知り合いは、元々は「堅気」だったのが、

その筋関係に興味があり、若い時から素地が

あったのだろう。「企業舎弟」として、

その組織でもなかなかの立場の人もいた。

 

私とも同世代だったが、代理で来た私とは話が

合わず、懇意にはならなかった。

 

私はヤクザには興味もなく、その世界のことは

P業界に入った時によく聞かされていたので、

「ブログ・原点(昭和編)」

個人的な付き合いは一切お断りしてきた。

 

経営者である社長が、このような会に従業者(私)を

参加させることの危うさ。

 

ブログ・奮闘記1(平成編)にも記載したが、

会社に反社が入り込む原因を経営者自らが

作って来たのだ。

 

私がヤクザに興味があったなら、元の木阿弥だ。

会社を食い物にして、かき回し、利権を作っていただろう。

 

私のような良い人間で良かったでしょ。社長。




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