金曜日

正月営業

 

パチンコ店の年末年始の営業は・・・当然、釘を閉めます。

例年、年末25日前後から年が明けて1月の成人式の時期

くらいまでは稼ぎ時です。(昭和、平成の頃までは)

 

記憶にあるのは私が担当していた設置台数300台ほどの

店舗では年末年始の10日間で、粗利回収金5000万円!!

という鬼のような、まさに、ぼったくり営業も経験した。

 

正月景気で客入りもよく、この時期にしか来ない一見客が多い

ので、割数の低さもごまかしが効きましたが、さすがに後半は、

ホール内は殺伐とし殺気を帯びた雰囲気で、常連客の突き刺す

ような視線に目を合わせられず、恐れおののきながら、心を鬼に

して、毎夜、締め調整に励んだものです。

 

その時期の抜き率(回収率)は売上に対して25%~28%。

まあ、今の客のいない閑散としたホールも同じような割数で

営業していると思われるが、当時の高稼働での粗利は、

すごかったね。公営ギャンブルの控除率(回収)は

25~30%といわれているので、パチンコ店の年末年始

営業はそれに値するが、これは特別営業期間のみの回収率だ。

 

正月明けの一発目の入れ替えに合わせての開放期間は、

釘に携わる者としても楽しい。

この時は大きく赤字を打つくらいの気合がないと、閉め

込まれた釘、割は、なかなか上がってこないんだよね。

 

釘師としてのやりがいや楽しみは、まさにこういう時期に、

釘を大きく開けて、散々痛めつけた常連客に少しでもお返しを

して、喜んでもらうのが釘師としての醍醐味になる。

 

まあ、みなさんの小遣い銭をぼったくり搾取した罪滅ぼし、

釘師の罪悪感の解放、という感じかな。


 


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