土曜日

計数(6)

 

大切なのは、機械上設定値は同じ状況で、

この客滞率の変動により、割数が変化していくことを前提に、

予測していくことが重要になってくる。

 

回交換営業

分間のスタート    回、

ベース        22

特賞出玉       4.800

大当り確率       1/315

日の特賞回数     10

 

大当たりをひくまで、315÷52.5(分)

顧客が打ち込んだ玉 52.5×(10022)=4.095(個)

回交換ではこれが、そのまま売上玉になる。

 

日で10回特賞  4.095×1040.950(個) 

これが日の売上玉

 

顧客が得る玉は  4.800×1048.000(個)

割数は      48.000÷40.9501.172(約117%)

粗利は      40.950×163.800(円)、

交換時      48.000×2.86137.280

163.800137.28026.520(円)

これが回交換時での割数と粗利。

 

この数値をもとに無定量営業、客滞率200%とすれば

顧客が打ち込んだ玉数 40.950(個)だから、

 

40.950÷2.020.475(個)が売上玉

 

回の特賞で得るため、4.095(個)打ち込み、

4.800(個)獲得する計算で

4.8004.095705(個) 

これを差玉と呼び、顧客が獲得しているため、

店側からはマイナス705(-705)と表現され、

10回の特賞があったので、705×107.050(個)

 

7.050(個)は、店側が代金をとらずに提供したものとし、

売上玉、20.475にプラスすれば、顧客に提供した総玉数が

計算できる。

20.4757.05027.525(個)

これを売上玉で

割って、27.525÷20.4751.344134%)

 

粗利は、顧客が 20.475の玉を円で消費しているので

20.475×81.900(円)

 

そして、2.86円で27.525(玉)を換金すると

2.86×27.52578.721(円)

 

よって粗利は81.90078.7213.179(円)となり、

回交換時の26.520円から比較すると大きくダウンしている。

いかに客滞率の上昇が割数、利益に影響を

与えているか理解できよう。





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計数(5)

 

客滞率(継続率)の捉え方


ここまで営業成績を把握するための、つのデータとして

分間のスタート回数、ベース、特賞出玉、確率を説明して

きたが、もうひとつ、シュミレーションを組む上で

重要なファクターがある。

 

一般に客滞率(継続率)といわれる数値である。

昔から釘調整を担当する者から、疑念に思われていた部分で

平日と週末との割数の幅が、なぜ大きいのか。

 

週間を同じ釘幅で調整しているのに、週末になると割数が

上がってしまう。週末は稼動が上がり、集客数が増える。

当然、売上も増大する中で、割数が上昇してしまう原因は

なんなのか。

 

ここで割数計算をするうえで、

客滞率という係数が登場してきた。

 

客滞率とは遊技客がどれだけ長い時間

粘っているかを数値化したもので、昔、回づつ

交換していた時代は当然、顧客が粘ることもなく客滞率は

100%)として捉え、

ラッキーナンバー制の時代は、個のラッキーナンバーで

客滞率は10%ほど上がり、ラッキーナンバーが

多くなればなるほど、客滞率が上がり、遊技客のもち玉率も

継続していく。これら数値は売上の減少につながり、

割数の上昇へとつながっていく。

 

現在でのノーパンク(無定量営業)主流のなか、回交換、

ラッキーナンバーの時代とは、あきらかに客滞率は大きく

変化しているが、一概にすべての機種が客滞が高いとは

限らない。店舗の立地や顧客の層、特性、店の信用、

遊技機械の人気度によって変化はしていく。




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計数(4)

 

分間のS回数   

ベース(賞球外個) 22

TY  4.800

TS    1/315   315÷52.5(分)

 

52.5×(10022)=4.095

4.800÷4.095117.2%の割数となり、

粗利は円で、

4.095個消費するので×4.09516.380

 

交換する際は、2.86円で、2.86×4.80013.728円、

粗利は16.38013.7282.652円。

 

賞球外ベース(フロック)が個、甘いだけで利益が

3.0722.652420円も変わってくる。

回交換換算として)

 

このことから、釘調整をする際には、上記のスタート、ベース、

特賞出玉の設定次第で、その機種の調整ポイントが大きく変化

していくのだ。

上の計算では、賞球外ベースでの差し替えで模擬

してみたが、特賞出玉を変更するため、F機回の出玉(実特)を

意図的に減少させる(TYの減少)ことにより、分間のS回数を

変動させ、より良く回るような調整方法に変えたり、

粗利益を増やすこともできる。


現状の無定量営業全盛の時代は、機種の各スペックが

どのホールも同じ条件の中、回の出玉を減少させ、

特賞出玉を変化させて、また確率変動中の変中ベースを

減少させ、その分スタート回数を多めに回すよう

反映させていく調整が主流となっており、また換金率も

多様化している時代の中、ますます特賞出玉の増減、

賞球外ベースのカット等、データ分析を中心に機種単位により、

その機種の特性を生かした釘調整が重要になってきている。




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