土曜日

計数(3)

 

それでは実際に、このF機の台の粗利を出してみる。

当社においては円で貸玉し、交換率は35個のため

2.86円で特殊景品に交換される。

顧客は円で4.148個の玉を消費するので

 

(円)×4.148(個)=16.592(円)

 

得た出玉4.800個を交換する。

 

2.86(円)×4.800(個)=13.728(円)

 

よってこの台の粗利益は 

16.59213.7282.864(円)

 

このようにF機台、回の粗利は計算されるが、

現実には大半のホールで、現状回交換で営業している

状況にはなく、実際のシュミレーションを組むときは、

その他の様々なデータ(今後述べる)を加味し、

予測をたてていく。 

  

ベースひとつの差が業績を大きく左右する

先にベース値のなかで賞球以外のベースを単純に

個から個としたが、この賞球外ベースの個の差は

調整する際にスタート回転や利益に影響してくる。

 

分間のS回数   

ベース(賞球外個) 20

TY        4.800

TS  1/315  315÷52.5(分)

 

52.5×(10020)=4.200(個)

 

4.800÷4.200114.3%の割数となり、粗利は円で

4.200個消費するので、×4.20016.800円。

 

交換する際は、2.86円で、2.86×4.80013.728円。

粗利は16.80013.7283.072円。




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計数(2)


営業成績を把握するためのつのデータ


F機を調整するためには、このスタートとベースが

問題になってくる。このつ以外に必要となるデータは、

大当たりがかかったときの出玉数(特賞出玉)と

そのF機の大当たり確率(特率)のつで、これらは

基板により確定され、人的には操作できない。


巷にいわれる不正、遠隔操作といわれるのは、

この確率や出玉を操作することで当然、犯罪行為であり、

遊技客にとっても疑念を抱く状況が業界の中で

蔓延していけば、P業界の今後の存亡にもかかわる

問題でもあり、ホール側の姿勢として常に公平、

公正を明確にし、顧客の信用、信頼を得なければならない。

 

それではここに挙げたスタート(S)、ベース(B)、

特賞出玉(TY)、確率(TS)のつの数字を使って

割数、粗利を算出してみよう。

 

分間のS回数        

ベース(賞球外含む)     21

TY            4.800

TS             1/315

 

確率が1/315ということは、見方を変えて315回の

スタートで回の大当たりが掛る、と言う事で考えてみる。

分間に回スタートさせるわけだから、

315回目に大当たりがかかるとしたら、

315回目は何分後になるか。

 

315(回)÷ 6(回)=52.5(分)

 

52.5分で大当たりを引く。

 

それではこの52.5分の間に顧客は、実際に何個の玉を

打ち込んでいるか。顧客が大当たりになるまでの時間と

吸い込まれた玉の数分間(100-21)をかけると

  

52.5(分)× 79(個)≒4.148(個)

 

大当たりになるまで顧客が打ち込む玉数は4.148個となり、

この大当たりによって、顧客が得られる平均出玉(TY)は

4.800個。このTYを打ち込み玉数で割れば、そのF機の

大当たり回の割数が出る。

 

4.800(個)÷4.148(個)≒116(%) 




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計数(1)

 

スタート、ベース値の捉え方


デジタル数字の回転がスタートからストップまで、

フィーバー機の平均が8.2秒ということで考えてみると

スタートからストップまで分間で何回まわるか。

 

60(秒)÷8.2(秒)=7.3(回)

 

最近のF機は、貯留玉の個数で停止秒数が変化し複雑だが、

上記の数値のように7.3回も回れば、常に回りっぱなしの

状態になってしまう。通常の営業では新装開店時の状況以外

まず考えられないので、

とりあえず分間に回まわすことで考えてみる。

 

(回)×(個)=18(個)

 

この場合分間に入賞が、ヘソ(スタート)だけだと顧客は

分間にほぼ100個の玉を打って18個の戻りとなり、

これがベース(遊び率)になる。

しかし、実際にはスタート入賞以外にもサイドや

天のフロックの入賞口にも入ることがあり、

閉め方にもよるがF機の場合、これが個から

個くらいの幅になる。これを賞球外ベースという。

 

賞球外ベースを個と仮定 

18(個)+(個)=21(個)がベースとし、

1002179  

これがホール側からみた吸い込み率になる。

 

また賞球外ベースが安定していれば、

S回数を上げればベース値も上がる。




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