火曜日

一発機


私が業界に入った1986年頃から数年は、

「一発機」ブームだった。


 「一発機」には1個入れば終了確定の「完全一発機」、

 クルーン等に入ってから当たりの入賞口まで抽選される

「振り分け一発機」

 などがあり、前者はゲーム性が単調でプロ受けするが、

稼働はいまひとつだった。

後者は三共「スーパコンビ」に代表されるように、

一般のユーザーにも支持され人気は高かった。

 

近年、漫画の「カイジ」などでも登場するが、

玉が結構な頻度で飛び込み、そこからクルクルまわり、

手前の穴に落ちれば大当たりする。

調整よりも遊技台の勾配(設置角度)に大きく左右され、

台を立てたり寝かせたりしていた。

 

普通の遊技台の勾配は、4分5厘が一般的だが、

立てれば玉が暴れて辛くなる機種もあり、

ひどいホールに行くと遊技玉がガラス面に

カチャカチャと当たり、うるさいくらいだ。

 

昔は「羽根物」の役物のバネを

強く引かれるように調整し、羽根の開閉が早くなって

玉が入りにくくする細工をした。

また、役物の下に紙などを噛ませて、中央に寄せにくく

したりとか色々と姑息なことをしていたね。

 

ハンドルのバネにも個別に個性があり、

玉とびの良い台は、入賞ルートも決まり易く、

またトランスの電圧が安定する時間は、甘くなるなど

オカルト的な攻略もあったね。

 

究極のオカルトでいうと、

「遊技台の鍵穴に指を突っ込むと当たる」

と三回権利の「ミルキーバー」など

よくやっていたけど、「バカだねえ」。 





写真素材 pro.foto

煙(けむり)

 

2003年から4年にかけて1年間だけだが、

パチンコ店300台、スロット店150台が

併設された450台の店舗を借りて営業したことがある。

 

家賃は高かったが、リニューアルされたばかりの店舗で、

初期の設備投資が遊技機も含めてほとんどかからない事、

新興都市の真ん中に位置し、

かつては地域一番店だった事も考慮し、借りた。

 

結果的に初期投資をかけなかったことで、

先方の理由による1年での撤退にもかかわらず

赤字が出なかったことは幸いだった。

 

大家は地元の不動産会社で、

初めてのパチンコ店の経営が当たり、

数年にわたってその地区では一番店だった。

 

早朝からメインの「海物語」のコースは満席で、

行列のできる店舗だ。


実は地元同業者では疑惑の店舗だった。


どうもフィーバー機のかかり方がおかしい。

客が多いとはいえ、あの動きは。等々。

しかし確証がないまま、その店舗は、

当社が借りて引き継ぐことになった。


屋号や施設はそのままだが、借り店舗の手始めとして

遊技機設備の点検をしていくと、

数台に怪しいハーネス線が。

 

また事務所に設置している売上管理のコンピュータも

設定がおかしい。CPは業者を呼びチェックさせ、

遊技台の裏についている配線は、当社に移動入社した

その店舗の元マネージャーを詰問する。

 

やはり以前からの噂通り「仕込み」があったのだ。

前オーナーから全て撤去するよう指示があったのだが、

数台、失念してしまったようだ。

 

またCPは基板が脱税仕様に変更されていた。

事の顛末は当社の経営者にすべて連絡し、

すべて正規にもどした。

 

「火のない所に煙は立たぬ」のとおりだった。








月曜日

UFO

 

子供ころなら誰でもそうだろうが、

UFOやネッシー、雪男などの話題は面白かった。

TVでは矢追純一の「UFOもの」や、

「アダムスキー」の本など読んで一時夢中になった。

 

しかし、空を毎日見上げても未確認どころか、

それらしい物も見ることもなく、海の中の

「シーラカンス」は現実的だが、

それ以外は作り話だと、妙に冷めてしまった。


この年になるまで体感として、

私の中には「死後の世界」はなく、

死ねば「無」であり、UFOや霊が見える人は

「見える脳の問題」で、

機能障害があるのだろう。

 

会社の同僚には「こびと」が見える人や

会社の社長は「霊が見える」という霊媒師に

様々な助言を受け、傾倒していたが、

 

同僚には「病院に行け」

 

社長には「チンピラ霊媒師」と、呼んでいた。

 

なんでも信用したらダメだ。






人気の投稿