土曜日

いとこ


以前「カブトムシ」のタイトルで書いたが、

私の母には年の離れた弟が二人いた。

上の弟(長男)は若い時から病弱で、一時期、結核の

治療のため田舎で療養していた。(カブトムシ)

 

彼の定職は何だったのか、私も幼かったので

はっきりとした記憶はないが、ある時期、クラブ

歌手でステージに立っていた、というのは記憶に

ある。確かに正月で集う場所で歌を聞いたことが

あった。私の母も歌は得意だった。

音楽に素養があったのだろう。

 

母の下の弟(次男)は私とは12歳差。長男はそれ

以上だが、子供ころは叔父とはいえ、ともに若く、

○○ちゃんと名前を呼んでいた。

 

その後、長男は若くして他界し、もともと交流も

少なかったため、彼の子供たち(いとこ)には

会った記憶もなく、存在も知らなかった。

 

ある日、私の兄から年の離れた、いとこの存在を

聞いた。プロのサックス奏者になっているようだ。

YouTubeでも活躍していた。

顔は○○ちゃんそっくりだ。

音楽の素質は親から受け継いだのか。

 

彼は私のことを知らない。

会って伝えるべきか。どう話せばいいのか。

迷っている。




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友人たち②


高校時代、私を含めてまわりの友人たちに

一番影響を与えたのは友人のG君だ。

高校時代の彼は才気・才覚にあふれ、

学内では目立つ存在だった。

私を含め友人たちは17歳の時に彼に

良きも悪きも影響された。

 

彼とは高2の1年間だけ同じクラスだったのに

自主映画を8ミリで撮った思い出や、彼に誘われて

美術部に入ったこと、先に紹介したS君や彼の家で

頻繁に徹夜し、飲酒、喫煙に耽ったことなど、この

時の悪習慣が後の人生にも影響してしまった。


60年、70年は安保闘争があったが、

80年の僕らの時代は、自民党一党独裁政権が

基盤を固めつつ、社会への不満は政治に向かう

のではなく、校内・家庭内暴力など内向きな

身近な局面に向けられていた。

 

多感な時期での「政」と「性」への関心と興味は

多分に17才の少年には「性」に傾き、特に彼は

「性」への欲望で、いつもマグマが爆発しそうだった。

 

独身の教師の部屋へ数人の友人たちと

遊びに行った。

みなで興味津々に性に関する話題になる。

彼は我慢できずにその部屋の

押し入れに入り、自ら慰めていた。

担任教師もさすがに呆れていた。

 

二人で彼の部屋で酒を飲んでいると、

「ストリーキングをする」

といって、突然全裸になり、深夜明け方の

阪〇武庫〇〇駅から彼の家まで走り回った

こともあった。

抑圧されていた気持ちが解放され、

気持ちよさそうだった。

 

あれから40年!(綾小路きみまろ風に)

めまい・貧血・不整脈。

頭痛・腰痛・関節痛。

老眼・物忘れに・娘が嫌がる加齢臭。

顔に刻まれた、しわとしみ。

薄れた感受性と頑迷な思考。

それでもまだまだ死ぬわけにはいかない。

友たちよ。いつでも、どこかで、ひょっこりと

会って、話して、飲んで、楽しもう。




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友人たち①


高校二年の夏。友人の家でサントリーレッドをストレートで

いい気になって飲んでしまい、二人ともかなり酔ってしまった。

友のS君は当時から今に至ってかなり無鉄砲な男で、酔った

勢いで、自宅近くの公園の周辺に止めている自動車の上に

よじ登り、車の屋根から屋根を凹ませながら飛び回っていた。

「これはやばい」

見つかれば大変な弁償になるや、と、私は彼をなだめ、家へ

連れ帰る途中、警ら中の巡査に補導されてしまった。

 

未成年の喫煙・飲酒で交番所で調書を取られ、すっかり

酔いが醒めてしまったが、ボンネットに飛び乗った破壊行為は

後々も問題とはならず幸いだった。

 

この一件は学校へ連絡され、体育教師からは手厳しい注意を

受けたが、今も当時も当の本人には記憶がないようだ。

 

彼とは、大晦日に「初日の出」を見に行こうとバイクで

向かう途中、後続の私の前で、彼は信号無視で右折し、

タクシーと衝突事故を起こした事もあった。

 

タクシーの運転手のおじさんは、

「20年以上、無事故無違反だったのに・・・」と

病院の待合で同席した私に嘆いていた。

 

彼とは12年ほど前、FBを通じて再会した。

卒業から再会まで30年近くの空白の期間は長いが、

お互い様々な経験や出来事があり、共に頭髪は白く

なったが、すぐに学生時代の関係に戻れたと思う。

 

その彼も最近、脳梗塞でリハビリ中だという。

だが、大丈夫だ。

彼は武〇〇荘のジュリーと言われた男だ。

また、元気になって、暴れましょう。Sくん。

私は傍観していますが。。。




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