火曜日

似た者


以前から知りあいの歯医者の奥さんから

私と同姓同名で、年齢も同じで、体つき、

顔もそっくりな人物がいる。と聞いていた。

姓名の漢字も同じとの事。

 

違うところでも同様の人物がいる、

と聞いたことがある。

同年齢でも、さすがに生年月日も同じか

どうかわからない。

 

気味が悪いね。

しかも、わりと近くにいるようだ。


死期が近いとドッペルゲンガーを見るというが、

幻影ではなく実在の人物のようなので、いつか、

どこかで会うかもしれない。


その時は、客観的に見られるだろうか。

まあ、毎日鏡を見ているので、

自身にそっくりならわかるだろう。

 

身近では20年前に亡くなった親父に、

鏡の中の自分の姿は、似てきていると

自覚もある。

また、6歳違いの兄にも、似ている。

ともに歳を重ねるごとにそう感じる。

 

肉親なら同じ遺伝子を受け継いでいる

のだから当然だ。


私の「そっくりさん」が、本当に私と

瓜二つなら、出生後、別れ離れになった

双子かもしれない。

いや、親父の隠し子かもしれない。


韓国ドラマの世界のようだ。

隠された出生の秘密。


世界には自分とよく似た人間が3人はいるそうだ。

話し方、歩き方、行動が一緒なら、時代が時代ならば

どちらかが影武者だ。

 

うーん。楽しみだ。はやく邂逅して、

真実を追求しなければ。

新しい人生の目標が出来た。かな。




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体罰

 

昭和の時代は学校教育の中で普通に体罰があった。

 

小学校に入学して1年生の女性の担任は

「鬼のS先生」と呼ばれ、聞き分けのない児童の

髪の毛を掴んで黒板に打ちつけたり、

平手で背中やお尻をぶったりしていた。

 

同窓会の時に話題になったが、やはり女子児童には

かなり衝撃だったようで、トラウマになったようだ。

 

中学生の時でも固い下敷きの端で頭を突いたりする

教師もいて、体育教師は平手ビンタで結構な頻度で

殴っていた。

 

私は高校時代に職員室でビンタをかなり強く

たたかれ、後ろにふき飛ばされたこともある。

まわりの教師は止めもせず黙認していた。

 

先輩の中には、教師に殴られ、殴り返したことも

あったようだ。あとで聞き、私もそうすれば

良かったと、後悔した。

 

殴られるにはそれなりの理由はあるが、

立場の上位者が抵抗できない下位の者に暴力を

使う風潮はいま話題になっている

「スラップ訴訟」にもつながる。

 

暴力に教育的効果はないのは自明だ。

殴ったほうは忘れるが、

殴られたほうは一生忘れない。

殴られたことに感謝なぞしたことはない。

今でも戻れるなら殴り返したい。

俺はしつこいのだ。




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金曜日

反省2


入社は私より5年ほど先輩だった

最初はカップル社員で入寮し、

のちに別れて同じ会社だが、それぞれ勤務地が

違うところでいた。

男性は10年ほど勤務し、私が入社してから

店長まで登用したが、訳あって退社した。

女性は班長職として、寿退社まで17年間、

会社に尽力してもらった。


すらりとした体形でしっかり者の彼女は、

お客さんにも人気者で、よくファンレターや

お誘いの手紙を遊技客からもらっていた。

 

遊技客の中には、女性スタッフの身体を触るような

不埒な客もいるので、女性の役職者がいるのは

女性スタッフには心強い。

 

店内をハイヒールに黒のスラックス姿で颯爽と

動き回るのは格好よく、部下からも人気があった。

 

彼女が結婚し、退職するという。

結婚式のスピーチを頼まれた。

何日も前から練習し、緊張しながら私なりに誠意を

もって、ご両親の前でお祝いをのべさせて頂き、

無事に式は済んだ。

 

17年も同じ職場に居ながら、いつも距離があり、

それが私の多くの社員さんとの付き合い方だった

のだけれど、最後に少しだけ分かり合えた部分が

あったかも知れない。

 

私は人間関係には冷たい男だ。

これも人生の中の大きな反省だ。




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