月曜日

拘束時間


パチンコ店の勤務体系は、二部勤務体制が多い。

早番は9:30~17:00 (休憩1H

遅番は14:00~23:30(休憩1.H

 

実働7時間が一般的で、上記の勤務を二交代で勤務する。

 

夜が遅いので、最初は慣れるまで朝が辛い。

マルハン、ダイナムのような大手企業なら、

週休二日制で年休も100日以上も普通になってきたが、

中小では、まだまだだ。

 

ここから役職者になると、さらに拘束時間は伸び、

一部勤務の早番、遅番として

早番は9:00~14:00  6時間休憩 

20:00~24:00


遅番は14:00~20:00 1時間休憩 

21:00~24:00


9時間拘束、実働8時間が一般的で、

上記の勤務を二交代で勤務する。


パチンコ店の営業時間は、

地域によって各組合の申し合わせにより変わる。

開店時間は 9時~10時が一般的で

閉店時間は23時~24時が多い。

(風営法で24時を過ぎると日をまたぐので禁止)


店舗管理者になると、さらに拘束時間は長く、

昭和、平成の時代なら、店が開いて、閉めるまで。

「拘束時間」と「実働時間」は違う、

というオーナーが多かった。

その代わり連絡がついて、どこからでも駆けつけることが

出来るなら、どこにいても良い。

暗黙の了解だ。

気の持ちようだ。要領の良い店長は、

朝「ちょこっと」顔を出し、近隣店で1日中パチンコも多い。


当然だが、人員が揃っていて、店舗運営が順調にいっている

のが前提だ。会社が火の車ならそんな余裕もないだろう。

生真面目で杓子定規な人間なら息苦しいが、

楽天的な性分で根が不真面目な人間なら逆に

過ごし易いかもね。


でも惰性に流されて結局は長続きしない。

やはり、真面目にルールを決めて日々過ごす習慣がないと、

長い年月勤め上げることは出来ないだろうね。




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金曜日

どんぶり勘定


業界で長くいると、自然と物の捉え方や

思考方法は単純に二元論で行っていた。

「良いか」「悪いか」「やるか」「やらないか」

 

中途半端がいけない。迷ってしまう。

 

行儀の悪い客がいれば、ここまでは良いが、

あともう少しはみ出れば、注意しよう。

今日は仕方ない、明日は。になると際限がなくなる。

決めたことは、今、きっちりと線引きを決める。

OKNOか、だけだ。

 

しかし、パチンコの計数の答え合わせは、

「どんぶり勘定」でなければ、神経が病んでしまう。

 

最初の頃は毎日の結果に、一喜一憂していた。

特に現金機が主流の時代は、デジタルフィーバーの

比率も少なく、釘で割を合わせに行ける機種が多く、

明日の割数予定は135140%。5分くらいの幅で、

「言うことを聞いて」くれた。

 

また、稼働が良く、売り上げの多いホールは、

回転数も安定するし、確率の収束もデータ通りに

あがり、合わせやすい。


しかし、今や稼働も売上もピーク時の半分以下で、

大半がデジタルフィーバー主流の時代。

 

明日の売上予想は、だいたい、これくらい。

明日の割数の予定は、だいたい、これくらい。

入金予定はだいたい、これくらい。

 

釘の調整や、設定調整をいくらシュミレーション通りに

厳密にやっても、やはり水商売だ。

どうなるかわからい。


まあ大体でも、どうにかしなければならない。月半ばで、

どうにもならない数字が出てしまうと、店長が経験者でも

早めに手を打たなければ、気の短いオーナーは許してくれないので、

途中で営業部が介在し、店長交代となる。

 

昔は店の1軒2軒潰さないと一人前になれない、なんて

ほざいていたけど、潰される前に交代だ。

そうやって、何人もの店長候補が消えていった。

人材育成と言いながら、会社は利益を減らしたくない。

 

「今日の割数の失敗(入金不足)は

度と帰ってこない(上下合わせて大損)」

準大手のチェーン店にいたとき、社長からよく叱責された。

 

当然、最低ラインとして、月単位で予定が立てなければ、

収支予想も立たず、商売が成り立たないのは言うまでもない。



 


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人相


店舗長を最終的に決定(任命)するのは、社長だ。

過去の経歴や自社に入社してからの勤務態度や、

営業部の評価も参考にするが、当時いた会社の社長は

「人相」で決めていた。

 

長年その会社で勤め、主任、マネージャーを数年間経験し、

次は店舗長(店長)の推薦を営業部係長、課長らから受けても、

写真を見ながら、一言。

「人相がよくない」


その会社では最終的に、入社時の履歴書写真の判断で、

昇格できなかった人材が何人かいた。

 

みな、まじめだった。真面目だから何年も同じ会社で継続して、

上を目指して頑張っていたのだ。

 

「人相」で決めるなら、最初から「言ってやれよ」。

 

誰も怖くて言えなかったけど、履歴書の写真うつりは要注意だね。




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