火曜日

メルカリ

20年ほど前にホッピング機能が付いて上下に振動させ

ながら、前に進むキックスクーターを持っていた。

ドンキホーテで買ったような。

 

前後のタイヤが自転車タイヤで、それなりのインチ幅が

あり、結構な推進力で、パチンコ店の駐車場で乗り回して

遊んでいたら、同じ敷地内にあった中古車販売の社長も気に

入って、譲ってほしいという。

 

東映太秦撮影所に知り合いも多く、映画村内で使用したい。

面白そうなので、その社長に気前よく譲った。

 

後日、松平健が楽しそうに乗り回していたとの談。

 

最近、思い出して、当時のあのスクーターが欲しくなり、

ネットで探すも該当機が出てこない。

検索ワードをいろいろと打ち込んでいくが、現在は電動

キックボード(スクーター)が主流で、前後輪にスプリングが

付いた大型車輪のスクーターは無いようだ。

 

その中で一点だけ、「ヒュージョンジャンプX」というアメリカ

仕様のキックボードにホッピング機能がついて、少年たちが飛び

回っている動画があった。

 

「面白そうだ」

 

早速、検索にかけるが、製造は10年以上前に終了している。

中古品をメルカリで検索すると、点だけ、あった。

最終値引き7000円。1点しかないので高いのか、安いのか。

 

すぐに、ぽちった。

 

翌々日の午前中に到着するが、仕事があるので、確認は夕方より。

車体はやはり13年前の機種なので傷は多いが、車輪の消耗は少ない。

ハンドル部、後輪部をばらして梱包していた。取扱説明書はない。

ネジの形状もなぜか2個ずつ非対称で、組み立てに苦労する。

 

売主にメールで疑問点を確認する。

どうも純正のネジではなく、市販のネジを当て込んで使用して

いたようだ。

販売説明では書いていないぞ。

 

今仕様のキックボードよりも重く、ブレーキもなく、

ハンドルの高さ調整もできないが、動画通りに、前輪は

スプリングが効いて、後輪は金属板がバネのように跳ね、

確かに子供のころに乗った1本足で上下にジャンプする

ホッピングと同じ動きだ。

 

少し乗っただけで、幼少の子が乗れるような仕様ではない。

 

ジャンプさせるためボードの車高も高く、ブレーキもない

ので、これは慣れるまでかなり危険だ。

 

初老の男に、乗りこなせることができるだろうか。

一抹の不安。




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金曜日

遅れてきたヤツ


今日は2023年9月21日の水曜日。

朝起きて、新聞を取りに行くと・・・ 蝉が鳴いている。

匹だけなので、心持ち元気がない。

この時期の蝉の声には記憶がない。

 

ひと月予報では10月度の気温も高いようだ。

温暖、寒冷は繰り返されているようだが、二酸化炭素による

地球温暖化の影響は確かなものなのか。

10月も夏日が残るとなると、たしかに不気味だね。

 

すっかり上下のスーツを着ることもなくなって久しいが、

熱帯雨林化した最近の日本では、背広はくそ暑い。

 

Tシャツか開襟シャツに、薄手で幅広のスポーツパンツが

最近の自身の出で立ちで、それに慣れてしまった。

ネクタイも年ほど締めていない。

腰のベルトも窮屈でしていない。

革靴は運動靴になり、手にはタオルハンケチと扇子。

ジーンズなぞ、朝から30℃では、はく気にもならない。

 

緩い着衣のせいか、体も緩んできて、人生最高体重を更新中。

性格も緩んできたのか、最近は他人と罵り合いや口喧嘩もなく

(前職在籍中は頻繁に声を張り上げてストレス発散していた)

 

平々凡々と過ごせている。


遅ればせながら、好々爺の道へ。


なれるかな。





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火曜日

嗜好品


51歳の誕生日前日に心臓手術を受けるべく、その半年前から

タバコをやめ、酒も飲まなくなった。

 

術後一度だけ、それなりの量を飲む機会があり、翌日起きると

両目の白目が見事に真っ赤に染まり仰天した。結膜下出血だ。

毎日飲む薬とアルコールの相性で、出血しやすいようだ。

 

以来、半年に一回、グラス一杯のビアを試しに飲む程度。

顔が真っ赤になり、動悸が早まり、気分が悪くなる。

完全に下戸になってしまった。

 

煙草は10代後半から常にポケットの中にあり、10代は

マッチ、20代はジッポー、30代以降は百円ライターを

一緒に忍ばせ、苦楽を共にした嗜好品だった。

お酒同様、やめてから10年以上経つ。

 

一生続く嗜好品はコーヒーだけとなった。

20歳で、喫茶店のバーテンに従事以降、コーヒーは習慣と

なった。

最近はベトナム人の娘婿が帰越するたびに、コーヒーを土産に

くれるので、ベトナム製のコーヒードリッパーに練乳を入れ、

楽しんでいる。

 

嗜むものが段々となくなっては、多少味気ない普段の生活になる

と寂しいが、モノには拘らずに読書や映画鑑賞、体を動かすなど

新たな思考や行動を嗜む余裕が要るのだろうね。




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