火曜日

藪の中の棒と蛇

 


遊技台の番号が表示されていたのが

「ナンバーランプ」で、客がホール係を呼ぶときにも

使うので「呼出しランプ」ともいっていた。

 

ある時期から今までホールコンピューターへ

送っていた情報の一部を上部のランプにも表示でき、

「データランプ」の呼称になった。

 

当日の大当たり回数、当たりの波形グラフや、

いまでは千円で何回まわったか、当日の大当たり確率、

遡って3日間から1週間のデータ推移などが

ボタンを押すと表示される。

 

会社側でしか見ることが出来なかったデータが

一般にも公開され、今ではどのホールも標準の装備となった。

 

遊技台のデータも情報雑誌などでも頻繁に

取り上げられ、理論上の勝ち負けのボーダーラインなどを

いろいろと解説している。

 

業界側としては客数増加、イメージUPを謀るつもりが、

逆に「まわらない」「かからない」

「ボッタくり営業」がバレてしまった。

 

客数の少ない店舗ほどさらに客離れがすすむなど

「藪から棒」になってしまった。

 

数値は嘘をつけない。 「藪蛇だったね」。






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月曜日

弁償

 

近隣のホールで

パチスロで負けが込んで怒った遊技客がスロット島で

バットを振り回し遊技台を破壊したことがあった。

電力会社の下請けの社員だったので全額、

弁済していただいたとの事。

 

怒りにかまけてパチンコ台のガラスを割って自ら

血だらけに。上皿をたたき壊した客もいた。

トイレでは異物を流し込み、便器を壊す。

 

ひどいケースではパチスロの液晶画面に

火のついたタバコを押し付け、穴をあける。

出入口の扉をけり破って逃走するケースもあるが、

店内外の監視カメラはほぼ死角なしで万全だ。

 

反抗期の子供が家の壁を蹴破るのとは違い、

大の大人がしたことには責任が伴う。

 

遊技機のガラス程度なら少額だが、

中のセル盤が傷んだり、基盤の故障に繋がるケースなら

10万円前後。液晶交換も同額くらいかかる。

なによりもその間、遊技機は止まっている。

売上、利益の補填はどうする。

出入口のガラスは特注サイズもあり、かなりな高額だ。

 

瞬間の怒りの暴発のために高額の弁償と

ホールへの立ち入り禁止も含めて安くは

済まないことを肝に銘じ、


「またのご来店をお待ちしております」。

              






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ゴミ掃除 (昭和)

 


大きな建物のホールは昭和の終わり

くらいまでは床材は板張りが多かった。

当時の小中学校の教室も同様だったが、

1~2か月に1回、床の保護のために茶色の油を

モップにしみこませて引いていた。

 

引く前に土や砂が残らないよう掃き掃除を

いつも以上に念入りに行い、一気に油を引いていく。

 

小学生の時は「いちびり」の子が油の上を滑って

尻もちをついて油まみれに。

しばらくは油のにおいが強く残り、

みんなラリッていた。

 

パチンコホールでも同様に油引き作業は

手間もかかり、モップが油を含んで重くて大変だ。

 

そんな苦労をしても営業中は皆さん、

煙草の吸殻は床に捨て、靴底でもみ消し、

紙コップなども飲んだ後、

平気で床に捨て足で潰していた。

 

客の多い日などは遊技台の天板

下回りはゴミだらけだ。

 

溜まったゴミを早番遅番の交代時間帯に

一気に掻き出し掃除する。

 

あの当時はみんなそれが普通だった。





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