金曜日

日活映画


中学3年生の時、野球部の仲間と阪急塚口駅前の

映画館へ6人で、成人映画を観に行った。

 

「日活ロマンポルノ」だ。

映画のタイトルは忘れた。

 

だが、チケット売り場のおばさんが、

「子供はダメ」と、入場券を売ってくれない。

 

みんなモジモジしながら、売り場の前で

交渉するが、おばさんは頑として受けつけない。

 

キャプテンの「ばんちゃん」が、

18才だと言い張る。

 

「18でもダメ。二十歳になってから」

 

キャプテンの「ばんちゃん」は粘る。

「もうみんな仕事して一人前なんだ」

 

(みんな丸坊主でニキビ面の中坊だが)

 

「どうしても今日は観たい!」

「入れてください!」

「お願いします!!」

最後はみんなで懇願した。

 

おばさんは根負けしたのか、あまりにもしつこいので

「仕方がない、今日は特別よ、早く入って!」

 

15で観た日活ロマンポルノは衝撃だった。

こうやってみんな大人の階段を上っていくのだね。




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テレビ


幼少の頃に影響を受けたTV番組は、

「鉄腕アトム」「エイトマン」「狼少年ケン」

「鉄人28号」「忍者部隊月光」など。

これらの番組は何度も再放送されていた。

 

リアルタイムでは、

「オバケのQ太郎」「ジャングル大帝レオ」

「遊星少年パピイ」「スーパージェッター」など。

 

実写では、

「悪魔くん」「ウルトラQ」「ウルトラマン」

「怪獣ブースカ」「仮面の忍者赤影」「マグマ大使」

「遊星仮面」など、よく見ていた。

 

物心がつき、私が幼少期に見ていたテレビ番組だが

私の子供たちも知っていた。

 

YouTubeで見たという。今は過去の映像も大半が

場合によっては修正され、見られるようだ。

 

そうなると、その時代に感じたものや、その時代

ならではの特殊性や肌感覚も、過ぎ去った幻想の

様なもので、それぞれの作品から感じるものは、

どの時代の子供たちでも、みな似たような感性で

受け取っているのではないか。

 

代表的な「サザエさん」はいつの時代も繰り返し

放映され、どの世代でも共通の話題性がある。

昔は平凡で一般的な世帯だったのが、令和の今なら

余裕のある敷地に住む、かなり豊かな家庭だろう。

 

オバケのQちゃんやウルトラマン、鉄人28号なども

何度も焼き直して新たな作品として登場してくるのは

定番の安心感と面白さが、どの時代の子供たちにも

通用するのだから、素晴らしいキャラクターなのだろう。

たしかに、どの作品も斬新で夢があり、面白かったなあ。

今度、YouTubeで観なおそう。




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木曜日

同窓会


今秋、5年ぶりに小学校の同窓会があるという。

5年前にも45年ぶりの再会があり、それ以来だ。

 

その時も、名簿や写真を見ながら記憶を探っても、

さっぱり憶えのない人物もおり、その人物から

妙に懐かしく思われても、こちらは全く記憶がなく、

申し訳ないというよりも、不思議な感覚だった。

彼のことがすっぽり抜け落ちているのだ。

 

その場にいて、話をして、顔を見、出来事を

振り返っても最後まで、彼の記憶は蘇らなかった。

 

残っている写真は集合写真だけだ。

入学時、学年ごと、卒業時、修学旅行や

社会見学など、みなで納まっている姿だけだ。

 

昭和40年代は使い捨てカメラもなかったが、

白黒から後半はカラーになっていた。

 

実家は幾度も夜逃げのような引越しを繰り返し、

幼少年期に過ごした家はないが、何冊かの

アルバムは残り、私の幼少期の写真や、

卒業アルバムは残っていた。

 

写真1枚1枚の当時の記憶はすべて残っている。

と勘違いしているだけかもしれないが、

友人たちが忘れた過去の出来事は、私はすべて

憶えていた。


成長期にあまり勉学に頭を使わなかったので、

幼少期の記憶が良いと、謙遜した。


5年ぶりに会って、新たな記憶が蘇るだろうか。

 

でも、この5年間の最近の記憶のほうが薄いね。

歳をとると時間経過が本当にあっという間だ。



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