木曜日

移住


妻は韓国生まれの生粋の釜山人だ。

これは大阪生まれの関西人と同義で、大阪と東京の対比

同様、韓国にもソウルと釜山は二大都市圏として比較

されるようだ。

 

方言も釜山は男性的で面白いニュアンスがあり、

ソウルは女性的で流暢な印象らしい。

大阪弁と東京弁にも似たようなところがあるね。

 

老後は、頻繁に韓国へ行き、可能なら余生を釜山で、

と夢のように少し思っていたが、新型コロナ以降、

本当に夢になってしまった。

 

また、経済的な面でも韓国は個人所得も上がり、

物価も高く、「失われた30年」の経済低迷状態の

日本と逆転しつつある様だ。

実際、予定している私の「年金」では、

ソウル・釜山の都市圏では生活できない。

東京でも無理だが・・・

 

移住は難しい。

 

もともと世界でアメリカに次ぐ世界第2位の経済大国と

いわれていた時代でも、世界から見れば「ウサギ小屋」に

住み、「24時間戦いますか」と騙されて働いてきただけで

一般庶民は世界で2番目の経済大国の恩恵など無かった。

 

残る余生、なるようにしかならない。




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陽性


次女がコロナの無料検査(抗原検査)で

陽性だったと、LINEが。

日前に会ったばかりだ。その時、次女も

1才の孫も鼻水を流していた。

 

それを聞いて、

急に私と妻の体調がおかしくなった。

 

私は翌日から鼻水が出はじめ、

妻は全身の節々が痛いと言い出した。

2020年11月に長年勤めた会社を

退社してからは、ほぼ隔離的な生活を

過ごしてきた身には、コロナとは無縁な

生活を過ごしてきた。

 

娘は翌日、病院でPCR検査を受ける予定

だったが、保健所に連絡すると、無料検査の

陽性の時点でコロナ登録するらしい。

「みなし陽性」というやつか。

 

症状はそれほどキツクなく、子育てとここ最近

勤め先も忙しく、逆にいい休養になれば良いが。

 

その後、私の鼻水はすぐ治まり、体調には変化はなく、

妻は関節の節々が痛く、熱はないが体がだるいようだ。

それなら普通の風邪の症状だ。

 

「コロナ陽性」でびくついてしまったが、今の調子なら

何ともなさそうだ。

 

これがコロナ陽性なら恐れるに足らずだが、本当は

どうなのだろう。やはり、もっと気軽に精度の高い

PCR検査を受けられるようにしてほしいね。




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土曜日


「チッチッチッチッチ」

アナログ時計の秒針のような音が聞こえる、

らしい。私の胸から。

 

大動脈の人工弁への置換手術後に退院し、

帰宅してから二人の娘がすぐに気づいた。

同じ部屋の中では、少々距離があっても、

はっきり聞こえるようだ。

 

妻は気づかず、自分には

「ブツ、ブツ、ブツ」と

聞こえるが、機械音は聞き取れない。

 

会社の事務所でも、向かいに座る事務員には

機械音がはっきり聞き取れるようだ。

 

モスキート音のように、30才くらいまでには、

機械音が聞き取れ、40才くらいでは、微妙なようだ。


人工弁が開閉する時に鳴る音で、生きている証だ。


NETFLIXで「クワイエット・プレイス 破られた

沈黙」というSF映画を観た。

 

ある日、宇宙船が墜落し、見知らぬ宇宙生物が地球上に

放たれた。やつらは視力が無く、音のみに反応し殺戮を

繰り返す。人類の大半は殺され、生存者は音を立てずに

生き残っている。なんせ、サブタイトルが

「音を立てたら超即死」だ。

腕時計も身に着けず、靴音が出ないよう裸足で

生活し、手話で意思疎通をしながら生き延びている。

 

この映画、二作あり、ともに90分程度の短編作で

展開、ストーリーには矛盾がいっぱいあるけど

まあまあ、面白かった。

 

胸から「時計の音」がする私は、超即死だけどね。




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